
「0800 500 1156」──見慣れない番号からの突然の着信に、思わず身構えた経験はありませんか?
最近、この番号は電力会社や節電サポートを名乗る自動音声での営業電話として急速に報告数を増やしており、電話帳ナビなど複数の口コミサイトで "迷惑電話度96%" と判定されています。
本記事では 発信元の正体・通話内容・危険性の有無 を徹底解説し、トラブルを未然に防ぐための対処法、行政機関への通報方法、公式の注意喚起情報までまとめました。
知らないうちに個人情報を渡してしまわないよう、最後までチェックして安全対策に役立ててください。
0800 500 1156 の概要

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番号種別: 0800 から始まるフリーダイヤル(発信者側が通話料負担)。0120 番号と同様に、相手の負担でかかってくる形式であり、営業電話や調査の体裁をとった案内が多く見られる。
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主な名乗り: 「電力サポートセンター」「電気料金アンケート」「地域電力調査」などが代表的。これらの名称は実在の電力会社とは無関係であり、あたかも公的機関や大手企業を装って安心感を与える意図が見受けられる。
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主な目的: 電気料金プランの乗り換え勧誘、さらには太陽光発電や蓄電池、オール電化設備などの訪問販売へとつなげる営業活動。場合によっては提携企業や第三者業者へ個人情報を流すリスクも指摘されている。
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通話方式: 自動音声(IVR: Interactive Voice Response)によるガイダンスから始まり、質問に番号入力で応じると、最終的にオペレーターへ転送される仕組み。初めから人が出るわけではないため、受け手に警戒心を抱かせにくい構造。
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特徴的なフロー:
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通話開始とともに地域名や名字が読み上げられ、「電気料金の最大〇%削減が可能な調査にご協力ください」といった誘導的な案内が入る。
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「現在のお住まいはご自宅ですか?事業所ですか?」「オール電化をご利用ですか?」などの質問が提示され、1〜3などのボタン入力を求められる。
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入力が完了すると、待機状態のオペレーターへ接続され、より詳細な契約情報や現在の電力会社、電気代の明細、供給設備の情報を聞かれる。
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場合によっては「後日詳しい資料をお持ちします」と言って訪問約束を取りつけられるパターンも報告されている。
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ポイント: 正規の電力会社(東京電力、関西電力など)や総務省は、電話でのアンケートや料金案内を自動音声で行ったり、契約者に番号入力を求めて情報を収集するような対応を取ることは一切ありません。こうした手法を用いる業者には十分な注意が必要です。
発信元情報と電話内容の詳細

発信元はどこ?
企業データベースや法人登記に 一致する正式法人は存在せず、名称だけを見ると公的機関や大手電力会社の関連団体のように見えますが、実際には確認できません。
使用されている名称は使い捨てであることも多く、同一人物・同一団体が別名を名乗って複数の電話番号を使っているケースも想定されます。
また、0800 500 1156 のほか、「0800 500 1157」「0800 500 1160」「0800 500 1161」など 連番で使用 されているケースが複数報告されており、ひとつのコールセンターまたは発信業者が連続的に番号を取得・運用している可能性が高いです。
さらに、これらの番号の多くが 「発信専用」 として登録されており、折り返しを試みてもつながらないか、自動音声が「この番号は現在使われておりません」と案内する場合が多いです。
これにより、ユーザーが追跡や正体の特定を行うのが難しくなっています。
よくある通話例
「こちらは○○電力サポートセンターです。お客様の電気料金を最大35%節約できる新プランのご案内です。ご家庭の電気代を試算するため、
ご自宅にお住まいの方は『1』を、
事業所でご利用の方は『2』を押してください…」
このようなスクリプトは、特定の地域名を自動で読み上げる設定になっており、あたかも「地域限定キャンペーン」のような印象を与える工夫がされています。
電話を受けた側が「自分の地域に合わせた案内なのかもしれない」と誤認しやすい構成です。
入力後は「新料金シミュレーションのため、電気料金の明細をご準備ください」「現在の契約会社名を教えてください」と案内され、契約番号や支払方法、住所などの詳細情報 を聞き取られる事例が多数寄せられています。
場合によっては、さらに「無料点検のためにスタッフが訪問します」「簡単な調査をお願いしています」といった訪問営業への誘導も報告されており、悪質なケースでは居住環境や世帯情報を収集する目的も疑われています。
迷惑電話としての報告状況

| サイト名 | 評価指標 | 報告件数(2025/6 現在) | 主なコメント内容 |
|---|---|---|---|
| 電話帳ナビ | 迷惑電話度 96% | 241 件 | "深夜にも鳴る自動音声"、"太陽光勧誘"、"昼夜問わずしつこい" |
| tellows | スコア 8/9 (高危険) | 187 件 | "オペレーターが強引"、"勝手に契約話を進める" |
| Truecaller | 検索 409 回 | ー | "海外からのアクセスもあり"、"番号ブロックを推奨" |
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時間帯: 平日昼間だけでなく、19:00 以降や休日にも着信あり。朝9時前後や夜20時台に連続着信する事例も報告され、生活リズムへの影響を懸念する声も多い。
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着信頻度: 1回限りではなく、2~3日置きに再着信する例が散見される。中には短時間で2回以上かかってくるケースもあり、受信者の不安をあおる傾向。
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ターゲット傾向: 戸建て住宅所有者、高齢者層が多いと推測される。加えて、「電気料金の節約」や「地域限定」といったワードが使われており、主に電力自由化に詳しくない層やネットに疎い人々を狙ったアプローチと考えられる。
実際の口コミから読み解くリスク

事例①(50 代男性・関西):
「アンケートに答えたら『2 時間後に訪問して無料点検』と言われた。断ると料金がもっと上がると脅された」
事例②(30 代女性・関東):
「深夜 21 時に着信。小さな子が寝ているのに自動音声が大音量で流れ、番号を押すよう促された」
共通点
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自動音声で安心させた後にオペレーターが登場し、個人情報や電気料金明細の提出を求める。
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電力会社を装うが、正式な委託契約や提携証明を示さない。
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訪問営業や書類送付につなげるパターンも。
かかってきたときの 6 つの対処法

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出ない/折り返さない – 見知らぬ番号、特に0800から始まるような営業系の可能性が高い番号には出ないのが基本。不在着信であっても折り返す必要はありません。仮に出てしまった場合も、不審だと感じた時点で即座に通話を終了する判断力が大切です。
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番号を押さない – 自動音声案内で「◯番を押してください」といった指示があっても、絶対にボタンを押してはいけません。プッシュ操作によって、有料通話サービスや国際回線に転送されたり、個人情報が記録される危険性があります。反射的に押してしまう前に、まず一呼吸置く習慣を。
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個人情報を言わない – どれほどもっともらしい理由を言われても、契約番号・住所・生年月日・口座番号などの情報は決して伝えないこと。相手が「東京電力を名乗っていた」としても、名乗りだけで信頼してしまうのは禁物です。正規の手続きでは電話口で詳細な個人情報を求めることはありません。
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公式番号で確認 – 不安になったら、自分が実際に契約している電力会社の請求書や公式ウェブサイトに記載された番号へ連絡して確認しましょう。第三者に聞かされるままに行動するのではなく、自分で裏取りを行う姿勢が被害防止につながります。もし相手が「提携会社」と説明していた場合も、公式窓口で事実確認を。
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ブロック設定 – 一度かかってきた番号は、スマホや固定電話のブロック機能を使って着信拒否設定をしておくことが効果的です。これにより同じ番号からの再着信を防げますし、迷惑電話対策アプリを導入すれば事前に警告してくれることもあります。電話帳アプリの「スパム報告」機能も併用するのが理想です。
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通報 – 不審な内容だと感じたら、総務省の「でんわんセンター」や警察相談ダイヤル(#9110)、消費生活センター(#188)に情報を提供することで、他の人の被害防止にもつながります。日時、内容、名乗り、指示された行動などをできるだけ正確にメモしておくと、スムーズに相談が進みます。
スマホ別・固定電話別ブロック手順

迷惑電話を防止するには、端末の機能やキャリア提供サービスを適切に活用することが効果的です。
スマートフォン・固定電話ともにブロック設定は複数存在し、それぞれの環境に合った対策を講じることで、より安心して通話環境を維持できます。
iPhone (iOS 17 以降)
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通話履歴アプリを開き、対象の電話番号を右にスワイプして [ブロック] をタップします。
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「設定」▶「電話」▶「不明な発信者を消音」機能をオンにすると、連絡先未登録の番号からの着信を自動的に留守電に送る設定が可能です。
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さらに「連絡先にない番号をすべてブロックする」などのオプションも組み合わせて使うことで、高精度のフィルタリングが可能になります。
Android (Pixel 9 例)
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「電話」アプリを開き、最近の通話履歴から該当する番号を長押しして [ブロック / スパム報告] を選択します。
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Googleが提供する迷惑電話データベースと連携しており、報告することで他ユーザーへの警告精度も向上。
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機種によっては「スパム警告表示」や「自動着信拒否」を有効にするオプションがあり、これも積極的に活用するとよいでしょう。
固定電話
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ナンバーディスプレイ機能付き電話機では、着信履歴から番号を選んで「拒否登録」することでブロックできます。
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迷惑電話対策機能付きの電話機(パナソニック VE-GZシリーズやシャープ JD-Gシリーズなど)では、独自の迷惑電話判定アルゴリズムが搭載されており、怪しい着信を自動で遮断する設定も可能です。
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電話会社によっては、通話中に特定の番号を「迷惑電話」として登録する機能も提供されています(例:NTTの番号登録操作 136+番号 など)。
キャリアサービス
| キャリア | サービス名 | 月額 (税込) | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| NTT東西 | 迷惑電話おことわり | 660 円 | 特定番号の着信拒否(30件まで)を電話機で簡単設定可能。申込は電話またはWebで。 |
| au | 迷惑電話撃退 | 330 円 | 着信時に自動音声で警告を流し、迷惑業者に通話継続をためらわせる機能あり。 |
| docomo | 迷惑電話ストップサービス | 無料 | 書面での申込みが必要だが、NTT系網を利用する多くのユーザーにおすすめ。 |
| ソフトバンク | あんしん補償パック・迷惑電話ブロック | 715 円 | AIによるリアルタイム判定で、高リスクな着信を自動で拒否するシステム。 |
補足: これらのサービスは一部地域・プランによって提供内容が異なる場合があります。詳細は各通信事業者の公式サイトをご確認ください。
通報・相談窓口

| 窓口 | 電話番号 / URL | 相談内容 |
|---|---|---|
| 迷惑電話対策相談センター(でんわんセンター) | https://denwan.jp | 番号登録・被害例共有 |
| 警察相談専用ダイヤル | #9110 | 特殊詐欺・脅迫電話 |
| 消費生活センター | #188 | 勧誘トラブル・契約問題 |
| 総務省 電気通信消費者相談 | 03-5253-5900 | 通信サービス全般 |
| 国民生活センター(PIO-NET) | https://www.kokusen.go.jp | 消費者被害全般 |
ワンポイント: 相談前に「着信日時・内容・相手の名乗り・要求された情報」をメモしておくとスムーズです。
行政や電力会社の公式注意喚起

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東京電力エナジーパートナー: 「自動音声で料金督促やアンケートは実施していません。電話で個人情報を聞き取ることもありません」と公式サイトで明言しており、電話での個人契約に関する案内は基本的に紙面または公式アプリ経由で行われるとしています。また、身に覚えのない電話があった場合はカスタマーセンターへの照会を推奨。
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関西電力送配電: 「電話での契約切替勧誘は一切行っていない」と繰り返し広報しており、自社名や類似名称を騙った勧誘について注意喚起ページを設置。訪問・電話を問わず不審な勧誘があった際は、対応せず一度持ち帰り、公式サポートへの相談を推奨しています。
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中国電力ネットワーク: "電気料金未払い" を名目に金銭を要求する詐欺が多発しているとして、広島を中心に注意喚起を強化。「1時間以内に支払わなければ停電になる」などの急かす電話は詐欺の可能性が高いため、絶対に指示に従わないよう呼びかけています。加えて、地域の高齢者への周知も依頼中。
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総務省: 2025年4月に迷惑電話対策強化策を正式に発表。全国の通信事業者と連携し、スパム番号データベースを更新・共有する仕組み「迷惑電話番号リスト共有制度(仮称)」を段階導入中。あわせて、通話アプリやスマートフォンメーカーとも協力し、ユーザー端末側での対策強化を進めています。
よくある質問(FAQ)

Q1. 折り返してしまったらどうなる?
A. 自動音声で別番号へ誘導されるケースのほか、電話に出た人物がいきなり契約情報や個人情報を聞き出そうとすることもあります。
相手は「以前アンケートに答えていただきましたよね」などと言って信頼させようとする場合もありますが、折り返しの時点で個人情報を聞かれるようなら 即通話を終了 してください。
また、相手が外国語を話すケースや録音された別の音声に転送される例も報告されています。
Q2. 番号を押してしまった。料金は取られる?
A. 一般的に0800はフリーダイヤルのため、通常の通話料金は発生しません。
ただし、オペレーターや機械音声に誘導されてナビダイヤル(0570など)や国際電話(+1や+44等)に転送される仕組みが潜んでいることもあります。
結果として、思わぬ通話料が発生する場合もあるため、何かの番号を押してしまったら即切断するのが安全です。
Q3. 本当に電気料金が下がる場合もある?
A. 実際に電気料金が下がる可能性はゼロではありませんが、信頼できる新電力会社であれば事前に郵送や公式ホームページで具体的な情報を提示し、消費者に熟慮のうえで契約を進めてもらうのが一般的です。
電話一本で「今だけの限定プラン」といった急かし方をする業者は、契約後に不利な条件を提示することもありますので注意が必要です。
電話のみでの即決はリスクが非常に高いため、冷静に断ることが最も賢明です。
まとめ
0800-500-1156 は電力関連を装う自動音声営業電話 と判明しています。
自動音声によって番号入力を促し、オペレーターに接続されることで契約情報や住所などの個人情報を聞き出す手口が多く報告されており、悪質なケースではその情報が第三者へ流用される恐れもあります。
対応原則は 出ない・押さない・教えない の三原則を徹底することが重要です。
たとえ相手が有名企業を名乗っていたとしても、身元が不明確な電話には応答せず、スマートフォンや固定電話の機能を活用して着信拒否設定を行うのが効果的な防衛手段です。
また、不安を感じたり被害に遭ったと感じた場合は、迷わず でんわんセンター・警察・消費生活センター に相談しましょう。
これらの機関は個人の通報を集約し、迷惑電話の実態把握や取り締まりの強化に活用しています。
通報は自分自身の安全だけでなく、他の人の被害防止にもつながります。
そして忘れてはならないのが、正規の電力会社や行政は電話で個人情報を聞き取ることはしない という点です。
自動音声での勧誘やアンケートといった連絡も行っておらず、もし疑わしい電話があった場合には 必ず請求書や公式サイトに記載された電話番号を使って照会する ことが、最も信頼できる自衛策です。