
まず結論

0800‑700‑5704 は「ソフトバンク光」「auひかり」などのインターネット回線サービスを扱う代理店を名乗り、契約者に対して回線変更や料金プランの見直しを勧める営業電話です。
非常に多くのユーザーから迷惑電話として報告されており、強引な勧誘や個人情報の聞き取りが行われることもあるため、十分な注意が必要です。
この番号から着信があった場合は、原則として出ないこと、折り返さないこと、そして個人情報を絶対に渡さないことが基本的な防衛策となります。
自衛のためにも、こうした営業電話には冷静に対応し、必要に応じて着信拒否設定や消費者センターへの相談を行いましょう。
1. 発信元の基本情報

0800 はフリーダイヤル
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0120 の枯渇により導入された拡張型の着信課金番号帯で、主に企業や団体が顧客対応や営業活動の一環として利用しています。
発信者に通話料金の負担がないため、手軽に連絡できる利点がある反面、その利便性ゆえに悪質な業者にも使われやすくなっています。
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この 0800 番号は、申請すれば比較的簡単に取得できるため、正規企業だけでなく、実態が不明確な代理店や詐欺まがいの勧誘を行う業者なども利用しているケースが増えています。
そのため、番号の形式だけでは信頼性を判断するのが難しく、慎重な対応が求められます。
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実際に、0800 番号からの着信で「光回線の見直し」や「通信費が安くなる」といった勧誘を受け、契約内容を変更してしまった後にトラブルに発展する事例も報告されています。
番号の見た目に惑わされず、電話の内容や相手の名乗り方に注視し、少しでも不審な点があれば対応を控える姿勢が大切です。
番号固有の口コミ
| サイト | 報告内容 | 迷惑度 |
|---|---|---|
| jpnumber | 「auひかり代理店」「ソフトバンク担当」などと名乗って勧誘を行う事例が多数寄せられています。丁寧な口調で信頼を得ようとする一方、具体的な企業名を明かさなかったり、断ってもしつこくかけ直してくるという報告も多く、不安を感じる利用者が少なくありません。 | ★★★★☆ |
| TEL Navi | この番号についての口コミは49件中85%が「悪質回線営業」と判定しており、特に強引なセールストークや話をはぐらかして契約に誘導する手口が問題視されています。また、断っても繰り返し連絡がくるという声もあり、着信拒否を推奨するコメントが多数あります。 | ★★★★★ |
| tellnumber | 「光回線の切替に関する案内です」と言って電話をかけ、個人情報や契約内容を聞き出そうとする手法が目立ちます。相手の名乗りが不明確で、会社名や担当者情報をはぐらかすケースが多く、信頼性に欠けると感じる投稿が多く見受けられます。 | ★★★★☆ |
2. どんな電話か?典型トーク例

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「月額が2〜3千円安くなる」「キャッシュバックがある」など、利用者の関心を引くお得な特典を前面に押し出して説明してきます。
特に「今だけ限定の割引」「この地域の方限定の案内」といった緊急性を煽るようなフレーズもよく使われ、冷静な判断をさせないよう誘導する傾向があります。
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「NTT/ソフトバンク/auから委託を受けている」「契約先の確認だけです」といった曖昧な表現で名乗り、実際の所属企業名を明かさないまま話を進めようとすることが多いです。
正規のサポート窓口のように振る舞いながら、実は代理店や販売業者であるケースがほとんどです。
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利用者が「どこの会社ですか?」「公式サイトに情報は載っていますか?」など具体的な質問をすると、急に態度を変えたり、話を逸らしたり、最終的には電話を一方的に切られることも報告されています。
こうした対応は、信頼性に欠ける業者である可能性を強く示しており、やり取りを深追いしないことが重要です。
3. 迷惑電話としての評価

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主要な口コミサイトや電話番号検索サービスにおいて、この番号に対する評価の多くが「迷惑電話」「詐欺まがいの勧誘」として報告されています。
特に光回線や通信費の見直しを名目にした強引な営業スタイルが問題視されており、着信者の多くが不快感や警戒心を抱いています。
口コミには「何度もかけてくる」「会社名を名乗らない」「質問に答えない」といった共通した傾向が見られます。
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全体的な迷惑度は80〜90%と非常に高く、これは他の営業電話と比較してもかなり悪質な部類に入ると言えるでしょう。
こうした評価は、番号の使用目的や発信者の対応に起因しており、受信者側が警戒するのも無理はありません。
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また、0800 番号という形式が「フリーダイヤルだから安心」と誤解されがちですが、実際には正規の企業だけでなく、実態の見えにくい代理店や悪質業者も利用しているため、各キャリアや総務省などからも「0800 番号だからといって信用しすぎないように」との注意喚起が繰り返し発信されています。
4. 対処方法と注意点

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出ない・折り返さない — 不在着信でも料金は発生しないため、基本的には出ないことが最も効果的な防衛策です。
着信履歴が残っていても、知らない番号や不審な番号には決して折り返さないようにしましょう。
特に0800番号からの着信は営業や勧誘である可能性が高いため、着信拒否リストへの登録もおすすめです。
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着信拒否を設定 — iPhoneの場合は「発信者を着信拒否」に設定し、Androidでは「番号指定ブロック」機能を使うことで、今後同じ番号からの着信を防げます。
さらに、迷惑電話対策アプリ(たとえば「電話帳ナビ」「Whoscall」など)を活用することで、自動で迷惑電話を判定・ブロックすることも可能です。
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個人情報を渡さない — 電話越しに、住所・契約番号・支払情報・クレジットカード番号などを聞かれた場合は、即座に通話を終了してください。
どれほど親切そうな口調でも、正規の企業であれば電話でそのような情報を求めることはありません。
不安な場合は、いったん電話を切り、契約中の公式カスタマーサービスへ連絡しましょう。
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契約してしまった場合 — 万が一、うっかり契約を進めてしまった場合でも、あきらめる必要はありません。
特定商取引法に基づく「電話勧誘販売」に該当するため、書面を受け取ってから8日以内であればクーリングオフが可能です。
申請は書面またはメールなど記録が残る手段で行いましょう。
なお、必要であれば消費者センターに相談するのが安心です。
5. 通報・相談できる公的窓口

営業電話や勧誘によるトラブルが発生した際、あるいは詐欺の可能性が疑われるときには、以下の公的機関に相談することが重要です。
それぞれの機関は特定の目的で対応を行っており、状況に応じて適切な窓口へ連絡することでスムーズに対処できます。
電話による相談だけでなく、Webフォームや訪問対応を受け付けている場合もあるため、各公式サイトも併せて確認するとよいでしょう。
| 相談先 | 連絡先 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 消費者ホットライン | 188(局番なし) | 全国の消費生活センターにつながる番号。契約トラブルやクーリングオフ、悪質商法など幅広い相談に対応。平日昼間を中心に対応しており、土日も一部地域で受付あり。 |
| NTT 迷惑電話対策センター | 0120‑325‑263 | NTT東西が運営する専用窓口で、迷惑電話や国際電話に関する相談・番号調査などに対応。被害を未然に防ぐためのアドバイスも受けられる。 |
| 契約会社公式窓口 (NTT東西:116 / SoftBank:0800‑919‑5050 等) | 各通信会社の公式カスタマーセンター。契約内容の確認や、当該番号が正規の委託先かどうかの照会が可能。マイページやアプリでも照会できる場合あり。 | |
| 警察相談専用 | #9110 | 緊急ではないが詐欺の可能性がある、あるいは不安を感じた場合に利用可能。各都道府県警察本部の相談窓口につながる番号で、匿名相談も可能。必要に応じて生活安全課に引き継がれる。 |
6. 公式の注意喚起情報

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消費者庁:光回線契約を巡る虚偽の説明や、誤認を招くような強引な勧誘行為に関して、継続的に注意喚起を行っています。
特に、「大幅割引」「特典付き乗り換え」などのうたい文句で不当に契約を促す手口や、本人の同意を得ずに契約内容を変更されるケースについて、多数のリリースや注意資料が公開されています。
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NTT東日本:公式ウェブサイトを通じて「自動音声による料金未納の通知や支払督促などは一切行っていない」と明言しており、それらの内容を含む電話は詐欺の可能性が高いと警告しています。
また、身に覚えのない料金案内や不審な勧誘があった場合は、正規のカスタマーセンターに確認するよう呼びかけています。
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各キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなど)も、それぞれの公式サイト上で「0800」などのフリーダイヤルを利用した悪質な勧誘事例について具体例を挙げながら注意を促しており、疑わしい連絡を受けた場合の対応方法や、実際にあった被害事例、相談先などが掲載されています。
7. まとめ ― アクションチェックリスト
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着信に出ない・折り返さない:見知らぬ番号からの着信に安易に出ると、悪質な勧誘に巻き込まれる可能性があります。
着信履歴が残っても、折り返さず無視するのが安全です。
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番号ブロック設定を実施(iPhone/Android):一度かかってきた番号は、スマートフォンの機能でブロック設定を行いましょう。
迷惑電話対策アプリを活用することで、他の番号からの着信も事前に回避できます。
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契約会社公式窓口(NTT 116 など)で委託有無を確認:相手が「正規の代理店」と名乗っても鵜呑みにせず、自分が契約している会社の公式カスタマーセンターに確認を取りましょう。
委託先かどうかの確認が可能です。
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個人情報・支払情報を一切伝えない:電話口で契約番号やクレジットカード情報、住所などを聞かれても絶対に伝えないようにしてください。
正規の事業者が電話でそのような情報を求めることはほとんどありません。
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不審勧誘は 188(消費者ホットライン)へ相談:悪質な勧誘や詐欺まがいの電話を受けたら、迷わず消費生活センターに相談しましょう。
188(いやや)は全国共通の相談窓口です。
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契約してしまった場合は 8日以内にクーリングオフ手続き:知らずに契約してしまった場合でも、特定商取引法に基づき書面受領から8日以内なら無条件で契約解除が可能です。
速やかに手続きを取りましょう。
安全第一でスマホを守りましょう。
日常的に多くの情報がスマートフォンに集約されている今、知らない番号からの着信ひとつでトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
今回ご紹介した対処法や相談先をあらかじめ把握しておくことで、万が一の際にも落ち着いて対応できるようになります。
情報を味方につけて、自分と家族の安心を守っていきましょう。